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先生の言いなり
第7章 - Ep.6 コタエアワセ -
「凄いっ、これってタカアシガニってやつ?ダイオウグソクムシまでいる〜っ」
ついテンションが上がってしまう。ダイオウグソクムシ、海の生物の中でTOP3に入るくらい好き。怖いっていう人もいるかもしれないけど、私はその顔が好き。
「な、成海…触ってもいいけど最後ちゃんと手洗ってな?」
「当たり前じゃないですか」
声が震える先生にもしや怖いのか?と思ったらにへにへしてしまう。
いつも完璧で人気者の先生の怯えた姿見るのはこれが最初で最後なのでは?と。
「ねぇ、見て見て!凄い硬い〜」
「…タノシソウデナニヨリ」
カタコトになる先生、私だけが見れてる姿に嬉しくて仕方がない。
でも少し可哀想に思えてきたので、しっかり手を洗ってハンカチで手を拭きながら先生の元に戻る。
「満足ですっ」
「おう」
ご満悦の私に対して苦笑いの先生。その後も水族館を堪能し気づけば日も傾き始めていた。
終わってしまう、今日一日が…。楽しかった一日があっという間に…。
「先生今日はありがとうございました」
「どういたしまして」
館内から外に出る通路を2人で手を繋ぎながらゆっくり歩く。
出口の外はオレンジ色の光に照らされていて幻想的だった。
「すごい綺麗」
「西日が凄いなぁ…」
思わずスマホをかざし写真を撮る。何枚も…
「先生、また来たいです」
「可愛いペットちゃんからのお願いなら答えなきゃなー」
ぽんぽんと頭を撫で優しく笑う先生。
その優しい笑顔が好き。意地悪なのも好き。
タバコを吸う仕草も授業をする姿も全部好き。
自ずと答えが出て来た気がする。答え合わせちゃんと出来た。
私の大好きな、ご主人様。期待に応えられるよう、失望されないように・・・行動しなきゃ。
「そろそろ行くか?」
「はいっ!」
こうして私の気持ちの確認の意味を込めた満点デート
は終了した。
先生のペットとしての日常、それが意味すること…私はまだ分かってなかったんだ。
ついテンションが上がってしまう。ダイオウグソクムシ、海の生物の中でTOP3に入るくらい好き。怖いっていう人もいるかもしれないけど、私はその顔が好き。
「な、成海…触ってもいいけど最後ちゃんと手洗ってな?」
「当たり前じゃないですか」
声が震える先生にもしや怖いのか?と思ったらにへにへしてしまう。
いつも完璧で人気者の先生の怯えた姿見るのはこれが最初で最後なのでは?と。
「ねぇ、見て見て!凄い硬い〜」
「…タノシソウデナニヨリ」
カタコトになる先生、私だけが見れてる姿に嬉しくて仕方がない。
でも少し可哀想に思えてきたので、しっかり手を洗ってハンカチで手を拭きながら先生の元に戻る。
「満足ですっ」
「おう」
ご満悦の私に対して苦笑いの先生。その後も水族館を堪能し気づけば日も傾き始めていた。
終わってしまう、今日一日が…。楽しかった一日があっという間に…。
「先生今日はありがとうございました」
「どういたしまして」
館内から外に出る通路を2人で手を繋ぎながらゆっくり歩く。
出口の外はオレンジ色の光に照らされていて幻想的だった。
「すごい綺麗」
「西日が凄いなぁ…」
思わずスマホをかざし写真を撮る。何枚も…
「先生、また来たいです」
「可愛いペットちゃんからのお願いなら答えなきゃなー」
ぽんぽんと頭を撫で優しく笑う先生。
その優しい笑顔が好き。意地悪なのも好き。
タバコを吸う仕草も授業をする姿も全部好き。
自ずと答えが出て来た気がする。答え合わせちゃんと出来た。
私の大好きな、ご主人様。期待に応えられるよう、失望されないように・・・行動しなきゃ。
「そろそろ行くか?」
「はいっ!」
こうして私の気持ちの確認の意味を込めた満点デート
は終了した。
先生のペットとしての日常、それが意味すること…私はまだ分かってなかったんだ。