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4畳半でスワッピング
第13章 さそり座の女

「お姉さんは……経験……あるの?」

「うふん、それは秘密だよ」

「秘密って、どういうこと? 経験あるんだね? もしかして、冬彦さんとじゃないってこと? 誰と経験したの?」

「だから秘密だって言ってるでしょう……」


僕は桃代と結婚するまで童貞だったけど、女性はみんな適当に楽しんでいるんだなと思います。
処女だとか貞操だとか純潔だとか、そもそも女性にとっては、海に漂うプランクトンみたいに軽いものなのでしょうか。

「金太郎、経験しようねって言ってるんだよ」

「ううーん、僕にできるかなあ?」

「私が相手じゃ勃起できないってこと? 不満だってこと?」

「だって2回も射精しちゃったら、もう出ないかも……」

「うふふ、出るわよ。絞り出してあげるわ、うふふ」

やっぱり桜子さんは、さそり座の女だと思いました。


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