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4畳半でスワッピング
第13章 さそり座の女

僕の揶揄を桃代は怒って咎めます。

「バカ、初めてに決まってるでしょう。私と春菜さんはさあ、金太郎を助けるために頑張ったんだからね。金太郎がお姉ちゃんと心置きなくセックスできるように、二人がかりで戦ったんだから、感謝しなさいよ。ねえ、春菜さん」

「そうだよ。私たちは二人がかりでさあ、どさくさ紛れに射精されたようなもんだから、私は不満だよ。金太郎くんさあ……あの布団の上で、今から私とヤッて満足させてよ……」

「ムリムリ、冗談きついなあ。春菜さんとはヤリたいけど、今はムリ」


思わず口走った僕の本音に、桃代は拳をかざして怒り顔です。

「なによ、金太郎、春菜さんとヤリたいとか言っちゃって。私に隠れてヤッたら許さないわよ」

桃代と春菜さんは、互いの顔を見合わせて笑っています。


春菜さんとはヤリたいけど、なんて、会話の流れで本音を吐いてしまってドキリとした。
だけど桃代は、拳をかざして怒って見せたけど、春菜さんと顔を見合わせて笑っていた。

笑っているということは、どういうこと? 
内緒で春菜さんとヤッても、桃代は黙認してくれるってことなのかなあ?

そう考えたら、春菜さんの白い下着姿が目に浮かぶ。
それだけじゃない。冬彦さんに犯されて悶える春菜さんの悶える姿態が、くっきりと目に焼き付いている。


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