この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
4畳半でスワッピング
第13章 さそり座の女

僕の揶揄を桃代は怒って咎めます。
「バカ、初めてに決まってるでしょう。私と春菜さんはさあ、金太郎を助けるために頑張ったんだからね。金太郎がお姉ちゃんと心置きなくセックスできるように、二人がかりで戦ったんだから、感謝しなさいよ。ねえ、春菜さん」
「そうだよ。私たちは二人がかりでさあ、どさくさ紛れに射精されたようなもんだから、私は不満だよ。金太郎くんさあ……あの布団の上で、今から私とヤッて満足させてよ……」
「ムリムリ、冗談きついなあ。春菜さんとはヤリたいけど、今はムリ」
思わず口走った僕の本音に、桃代は拳をかざして怒り顔です。
「なによ、金太郎、春菜さんとヤリたいとか言っちゃって。私に隠れてヤッたら許さないわよ」
桃代と春菜さんは、互いの顔を見合わせて笑っています。
春菜さんとはヤリたいけど、なんて、会話の流れで本音を吐いてしまってドキリとした。
だけど桃代は、拳をかざして怒って見せたけど、春菜さんと顔を見合わせて笑っていた。
笑っているということは、どういうこと?
内緒で春菜さんとヤッても、桃代は黙認してくれるってことなのかなあ?
そう考えたら、春菜さんの白い下着姿が目に浮かぶ。
それだけじゃない。冬彦さんに犯されて悶える春菜さんの悶える姿態が、くっきりと目に焼き付いている。

