パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第14章 姉からの提案

冬彦さんの口から決着なんて言葉が出ると、胸騒ぎどころか、恐怖を覚えてしまうのですよ。

なにしろ先日の儀式では、冬彦さんの条件を僕が一方的に破棄してしまい、あんな事になってしまったのだから……。

僕は戦々恐々として桃代の話に耳を傾けていると、思いがけなくも、とんでもない内容の相談だったのですよ。

「あの時はさあ、成り行きであんな事になったけど、冷静に考えてみたらさあ、ちょっと変則だけど、私たちは夫婦でスワッピングをしていたことになるんだよね……」

「う、うん……まあ、ちょっと違うと思うけどね」


桃代は僕の顔色をうかがうように、じっと目を見つめて言葉を継ぎます。

「だから、今度は春菜さん抜きでね、正式に私たちだけでスワッピングをして、気持ちを切り替えたいって言うのよ」


僕は目を見開いて桃代の表情をうかがいながら、聞き間違いではないかと問い返します。

「えっ？　お姉さん夫婦と……スワッピングって言った？」

「そうなの……」

僕は一瞬絶句しました。