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4畳半でスワッピング
第14章 姉からの提案

まんざらでもない相談ですが、僕は気持ちを抑えながら躊躇して見せます。
「うーん、ちょっと抵抗があるなあ……複雑だなあ……だけど、僕も責任を感じるし、桃代がいいんだったら……桃代が本気で望むんだったら、僕はいいよ」
「うん、金太郎がそう言うだろうと思ってさ、OKしちゃった」
「えーー、なんだよ。相談じゃないじゃないか」
僕は桃代の浮き浮きした態度にムカつきました。
桃代はスワッピングを喜んで受け入れているではないか。
冬彦さんにもう一度抱かれたいと、セックスをしたいと熱望しているではないかと嫉妬するのです。
そう考えてあの日の状況を思い浮かべると、かなり淫らな姿態で桃代は冬彦さんに挑みかかっていた。
春菜さんと二人で対応したから、中途半端な射精では満足できなかったのか?
決着をつけたいのは冬彦さんじゃなくて、桃代じゃないのか?
いやいや、それは僕の思い過ごしだ。
提案してきたのは姉夫婦なのだから。
そんなことより僕はもう一度、桜子お姉さんを抱けるのだからと考えれば、納得して思いが馳せる。
「それで、いつ決着をつけるんだ?」
「今度の日曜日だよ。だから、休日出勤はダメだよ」
「う、うん」

