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第15章 そして日曜日

ホワイトスリップから透けて見える黒のパンティと、黒網のストッキングという下着の取り合わせが、男を衝動的に痴漢にしてしまうのです。

たとえ貞淑な妻でも、男を痴漢にかき立てるために、勝負下着で痴女になり切るのです。


春菜さん夫婦とのスワッピングの時にも、桃代は勝負下着を身に着けていた。
その日のパンティの色はローズレッドだった。
だけど今日は、黒刺繍のパンティが股間に食い込んでいる。

黒パンティと黒ストッキングに挟まれて、太ももの白さが際立って妖艶なのです。
男の性欲を強烈にかき立てる、計算ずくの挑発なのです。

それほどまでに桃代は冬彦さんの欲情を煽り、痴漢にさせて強姦されたいのか。
死に物狂いのセックスを望んでいるのか。

そのとき僕はハッとして、とてつもない事を考えてヒヤリとしました。