この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
4畳半でスワッピング
第19章 6年生の隼人くん

あっけらかんとして快活な隼人くんのことだから、保健室の先生にキッスをしたと言ったって、冗談半分に甘えの仕草だと桃代は聞き流すことにしました。
ところが隼人くんは真剣なのです。
先生は若くてとっても可愛いから、2度も3度もキッスしてあげたんだと、生意気な口調で自慢げに言うのですよ。
「ふーん、そっか。隼人くんは保健室の先生が好きなんだね」
「うん、先生もね、僕のこと、好きだって言ってるよ」
そして隼人くんは幼いながらも熱い眼差しで、桃代を見つめて言ったそうです。
「おばちゃんもさあ、可愛くて、美人だね」
「まあ、隼人くんはオマセなのねえ。でも嬉しいな。じゃあ、隼人くんはさあ、おばちゃんのことも好きになってくれるのかなあ? おばちゃんの唇にも、キッスできるのかなあ?」
「うん、できるよ。キッスしてあげるよ」
桃代はちょっとからかっただけなのに、マジで隼人くんは唇を突き出してきます。
桃代は慌てて制止します。
「あっ、待って、待って、ちょっと待て! 隼人くんはさあ、そんなふうに誰にでもキッスしてあげてるの?」

