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4畳半でスワッピング
第22章 レナちゃん

僕は4畳半のコタツテーブルに座って、食後のコーヒーを飲んでいました。
桃代は二人を招き入れてコタツテーブルに座らせると、キッチンの冷蔵庫からカルピスソーダを取り出してコップに注ぎます。
「せっかくの日曜日なのにお母さんが出かけちゃて、お留守番が淋しくておばちゃんちに来たのね?」
「ううん、違うよ。おばちゃんに教えてもらいたくて……」
「あら、難しい宿題でも出されたの?」
「宿題なんかじゃないよ」
「あら、じゃあ、何を教えて欲しいのかしら?」
「うん、あのね、あの……」
「なによ、はっきり言いなさいよ」
隼人くんは僕の存在が気になってか、言い出しにくそうに口をモグモグさせているのです。
当然です……、
僕は隼人くんの話を聞いて、思わずコーヒーをこぼすどころか、気管に流し込んで死ぬところでしたから。

