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4畳半でスワッピング
第25章 お母さんの訪問

お母さんは座布団に腰を下ろすと、挨拶も抜きに切り出します。

「あのう……、子供たちから話を聞きましてね、ご相談があって来ましたのよ」

僕も桃代もドキリとします。
子どもたちからどんな話を聞いたというのか……?

まさか、子供たちとの性行為がバレてしまって、お母さんが怒鳴り込んで来たのかと怯えて蒼ざめます。

ともかく黙って耳を傾けるしかありません。
お母さんの眼光は鋭く厳しいのですが、気のせいか、わずかに潤んでいるようにも思えます。


「あの、昨日私は早番の勤務で、ランチを済ませて帰って来ましたらね、6畳の間のふすまが閉められて、奇妙にくぐもった声が聞こえてくるのですよ。娘のレナが熱でも出して寝ているのかと思ってふすまを開いたら、なんと、隼人が裸でレナの上にまたがって、セックスをしているではありませんか」

いきなりセックスという言葉が飛び出して、僕たちの不安は的中です。

どこまでお母さんは知っているのか? 何しにここへ来たのか? 僕たちは耳をそばだて緊張します。


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