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4畳半でスワッピング
第3章 きっかけ

春菜さんにズバリと追及されて戸惑ったけど、同年齢のお隣さんだからと気を許して、桃代は思わずグチってしまった。
「それが、もう全然なくて……休みの日は寝溜めだとか言って、もう1か月以上もしてくれないんだ……」
良くある話だと思ってか、春菜さんは軽く受け止めてくれます。
「そうかあ、休日は寝溜めかあ。じゃあ、眠る前か後にさあ、その気にさせるしかないね」
「えっ、どういうこと? どうするの?」
「旦那がその気になりそうな事、何かやってる?」
「えっ、その気にさせるって……どうやって?」
「たとえばさあ、旦那が帰宅した時に、色っぽいネグリジェとかチャイナドレスとかを着て出迎えるとかさあ……」
「そんなこと……しないよ。だって、帰ってくるのは夜中だし、布団に入ったらすぐに背中を向けて熟睡なんだから」
「旦那が疲れて熟睡するからって諦めちゃダメだよ。休日だけでもいいんだから」
桃代と春菜さんは知り合ったばかりだというのに、その場の成り行きに引きずられて、どんどん会話は親密になっていきます。

