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4畳半でスワッピング
第3章 きっかけ

春菜さんのアドバイスは軽妙だけど、無垢な女を軽んじたり、冷やかすような態度ではありません。真剣にストレートなのです。
「今のままじゃあさあ、セックスレスのまま年を取って、あっという間に二人とも高齢者になっちゃうよ」
「ううーん、そうだよね。希望が持てなくてさあ、悩んじゃうよ」
「男はさあ、視覚とか聴覚の刺激で興奮するっていうからさあ、私なんか旦那と一緒に秋葉原や原宿まで出かけて行って、エッチな下着とかアダルトビデオなんかも買ってくるよ」
「へえーーー、アダルトビデオを? 二人で一緒に……観るの?」
「そうだよ。お宅の旦那さんは、エッチなビデオなんか観ないのかなあ?」
「ああ、そういえば、この前なんかスマホの画面を慌てて隠したから、こっそり観てるかもしれない。もしかして、オナニーもしてるかも」
「でしょう? 桃代さんも一緒に観ればいいんだよ」
「ええーー、スマホの画面を一緒に観るの?」
「スマホなんかじゃなくてさあ、50インチのテレビ画面で観るんだよ。本番のシーンになったら興奮するんだから、そばで一緒にあなたが観てたら、襲いかかってくるわよ」
「うーん、アダルトビデオなんて、ちょっと……イヤらしいなあ」

