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4畳半でスワッピング
第1章 スワッピング

勇樹くんはテーブルから立ち上がると、呆然として眺めている桃代の手を取って、そっと立ち上がらせます。
「桃ちゃん、僕たちは、あっちの部屋へ行こう」
「う、うん」
桃代が立ち上がって勇樹くんの目を見て微笑むと、いきなり勇樹くんは桃代の肩を抱き寄せてキッスです。
グチュグチュと、ブチュブチュと、僕に見せつけるように猛烈なキッスです。
僕は春菜さんに押し倒されてキッスをしながらも、妻の桃代がどうされるのかを、じっと見つめているのです。
桃代は眠れる白雪姫のように、無抵抗にキッスを受け入れています。
桃代の唇からわずかに覗いた舌先に、勇樹くんの野太い舌がピタリとくっつく。
ジュルジュルと、ジュルジュルと、からみ合った二つの舌が勇樹くんの唇に吞み込まれて、二人は初めてのディープキッスです。

