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4畳半でスワッピング
第9章 その経緯は

イラスト集を持って戻ってきた春菜さんは、さっそく頁を開きます。
「桃ちゃん、見てごらんよ。こんな体位もあるんだよ」
「えー、こんなのできないよーー」
「これなんか、できそうじゃない? 桃ちゃん、私を相手に試してみる?」
「えっ? 裸になるの?」
「ならないよ。レズじゃないんだから」
「そっか」
「でもさ、桃ちゃんが裸になるんだったら、私もなるよ……」
「うふん……」
「桃ちゃん……レズってみたいの?」
「うーん、でもねー」
「なによ。私とじゃあイヤだってこと?」
「イヤじゃないけどさあ、春菜さんは……誰かとレズしたことあるの?」
「高校の時にさあ、バレー部の先輩にキッスされたことがあるけど、気持ち悪くて、あとで何度もガラガラうがいしたよ」
「その先輩、ブスだったの? 顔がトカゲだったとか?」
「そうだよ。自分がブスだって自覚がないんだよ。桃ちゃんを見つめていたらさあ、子猫みたいに可愛くてキッスしたくなっちゃうよ」
「うふっ、いいよ、キッスしても」

