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第9章 その経緯は

春菜さんは唇を離すと、桃代の顎先に移動させます。
それから喉元に、ナメクジが這うようにヌルヌルと、頬を伝って耳たぶへ……、
そしてまた唇へ、ブチュブチュと、プチュプチュ、プチュプチュと、長い長いキッスです。

春菜さんの右手が、ブラウスの上からオッパイをまさぐります。
桃代は薄目を開けて、無抵抗にウットリです。

「桃ちゃん、ブチュブチュ、可愛いね、プチュプチュ」

「あうん、プチュプチュ、春菜、プチュプチュ」

「ねえ桃ちゃん……」

「なあに？　プチュプチュ」

「桃代を、私の女にしてやろうかな……」

「うふん、プチュプチュ、いいよ、私を春菜さんの女にしても、プチュプチュ、いいよ」

「よーし、私の女にしてやるぞ――」

春菜さんはキッスをしたまま桃代を仰向けに押し倒しました。
桃代は片膝を立ててスカートがめくれます。