この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
4畳半でスワッピング
第10章 姉夫婦の訪問

春菜さんは軽い気持ちで姉夫婦に問いかけたのです。

「結婚して3年で、赤ん坊はまだなんですか?」

その一言で、姉夫婦の表情がこわばった。
一瞬にして会話が途絶え、意味ありげな沈黙がその場の空気を重く沈殿させた。

桃代は黙ってうつむいている。

その空気に耐えられず、冬彦さんが苦し気に声を絞り出したのです。

「僕のせいなのです。僕の精子機能に問題があって、子供を授かることができないのですよ。治療は無理だと断言されて、体外受精や人工授精を勧められたのですが、どんな人間だか分からない他人の男の精子を妻に受精させるなんて、どうにも許せなくて気が進まないんです。かといって、他人の子供を譲り受けて養子にする気にもならない……」


しばらくの沈黙の後、春菜さんがぶっきらぼうに言い放ったのです。

「お姉さんの生殖器に問題がないんだったら、簡単に解決できる方法があるじゃないですか」

3人の視線が春菜さんに注がれます。
揶揄を咎めるように眉をひそめて、桜子さんが問い返します。

「簡単って? どうすれば解決できるんですか?」


/334ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ