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第16章 土曜の午後

そうさんが優しくキスをしてくれる。

キスをしながら、そうさんがベッドから小さな箱に手を伸ばした。

「ちーちゃんと気持ちよくなりたい」
そう耳元で囁くように言って、私の足の間に滑り込むように入ってきて足を優しく開く。
とっさに両手で隠そうとすると、手首をつかんで私の顔の横に押さえつけるように移動させる。そのままキスをされると、もう抵抗する気持ちもなく、されるがまま受け入れるようになっていた。
キスをしながらそうさんのモノが私の入り口をやさしく上下になぞる。

「あ、んん、んん」
もう堪える事もなく、どんどん声がでてしまう。
早く入れて。声に出せないけれど、そうさんが欲しくなる。

「さっきよりぐちょぐちょだね。ねえどうして欲しいの？」
私の気持ちが分かるかのような言葉に腰が揺れてしまう。

「言わないの？言えないの？」

「意地悪言わないで」

「意地悪じゃないよ。入れて欲しいんでしょ」
そう言ってそうさんが少し私の中に入ってくる。

「あ、っ、」思わず声が出てしまう。
もっと、もっと欲しい。いっぱいにして。そう思ってしまう。

「何だか腰動いてない？もっと欲しいの？」

こくりとうなずく。

「はは、かわいい」そう言ってうれしそうに私の足を押さえながらゆっくりとそうさんが動き始める。
じわじわと私の中を満たしてくる。

気持ち良い。気持ち良いの。声に出せないけれど快感に満たされる。


何も言わずそうさんがどんどん私の中をいっぱいにしてくる。

ギュッと中から押されるような感覚に、ふっと息を吐く。

「ちーちゃんの中、気持ち良い」そう言ってそうさんが動き始める。

「あ、あ、」声が出ちゃう。