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ひまわりの花束
第19章 お土産
「待って」

「待てない」

「嫌」

「そうだね、ベッドに行こうか」
そう言って手を引かれ立ち上がる。

「そうじゃなくて」

「そうじゃなくて恥ずかしいとか?」
何も言えないでいる私の顔を見てフフっと笑う。
「良い物があるんだ」
そう言ってクローゼットの中から1枚のTシャツを出す。
「これちーちゃん用。これに着替えて」

「えっ?」
Tシャツを受け取りためらいながら部屋を出ようとすると

「ここで、ここでだよ」と微笑まれる。
「ほら、早く」

仕方がない。ベッドに座ったそうさんからなるべく離れた場所で背中を向けてブラウスを脱ぐ。

「キャミソールも脱いで、ブラも外して。早く」
そう急かされてTシャツ1枚を着る。

「次はスカート、スカートも脱いで」
えっ、Tシャツの丈は長めだけど、動くと下着が見えてしまう長さで、戸惑ってしまう。

「ちーちゃん」そうさんの冷たい声にゾクリとして、静かにスカートのファスナーを下ろしゆっくりとスカートを脱ぐ。
畳んだスカートをすでに脱いであったブラウスの上に置く。

「おいで」優しい声に戻ったそうさんが呼ぶ。
そっと近づくと
「上手に出来ました」と笑ってギュッとハグをして、そのままベッドに座らせてキスをしてくる。
いつものようにされているうちに息が上がってきて気持ち良い。
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