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ひまわりの花束
第22章 好きってどういう事?
髪の毛を乾かし終わり、ドライヤーのコードをまとめていると、バスタオルを肩にかけたそうさんがバスルームから出て来た。
「あ、あの、ドライヤーありがとうございました」
「うん」
ドライヤーをテーブルに置いて、麦茶を出してくれる。
「喉乾いたでしょ。飲んで」そう言ってドライヤーを持ってバスルームに行ってしまった。
麦茶も飲めず、ソファーの端っこに座ったままため息をつく。
ドライヤーの音が止み、そうさんが部屋に戻ってきた。
「あれ?ちーちゃん飲まないの?」
そうさんが不思議そうな顔をして聞いて来る。
「そうさん、さっきの答えなんですが」ようやく勇気を出して話しかけると
「答え?何だっけ?それよりも麦茶飲んでよ。喉乾いているでしょ」と微笑む。
私の曖昧な思いが解っているかのようなそうさんの言葉に何も言えなくなってしまった。
テーブルの上の麦茶の入ったグラスに手を伸ばし、麦茶をごくりと飲んで、一緒に自分の曖昧な思いも飲みこんだ。
「あ、あの、ドライヤーありがとうございました」
「うん」
ドライヤーをテーブルに置いて、麦茶を出してくれる。
「喉乾いたでしょ。飲んで」そう言ってドライヤーを持ってバスルームに行ってしまった。
麦茶も飲めず、ソファーの端っこに座ったままため息をつく。
ドライヤーの音が止み、そうさんが部屋に戻ってきた。
「あれ?ちーちゃん飲まないの?」
そうさんが不思議そうな顔をして聞いて来る。
「そうさん、さっきの答えなんですが」ようやく勇気を出して話しかけると
「答え?何だっけ?それよりも麦茶飲んでよ。喉乾いているでしょ」と微笑む。
私の曖昧な思いが解っているかのようなそうさんの言葉に何も言えなくなってしまった。
テーブルの上の麦茶の入ったグラスに手を伸ばし、麦茶をごくりと飲んで、一緒に自分の曖昧な思いも飲みこんだ。