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ひまわりの花束
第22章 好きってどういう事?
「今日はもう帰ります」思い切って、帰る事を伝えると
「送っていくよ」とそうさんも立ち上がる。
「いえ、大丈夫です」なるべく明るい声で話すつもりが、緊張で声が震えてしまうのを隠すようにバックを持って立ち上がり、そうさんとはそれ以上言葉が出ず、会話にならないまま玄関へ行く。
靴を履こうとしてそうさんに背中を向けたその時、急に後ろから抱きしめられドキッと身体が固まる。
「ごめん、忘れて。答えなんていらない」切なげなそうさんの声が背中を伝わって聞こえてくる。
忘れてというそうさんの言葉にホッとする私はやっぱりずるいと思う。
「送っていくよ」とそうさんも立ち上がる。
「いえ、大丈夫です」なるべく明るい声で話すつもりが、緊張で声が震えてしまうのを隠すようにバックを持って立ち上がり、そうさんとはそれ以上言葉が出ず、会話にならないまま玄関へ行く。
靴を履こうとしてそうさんに背中を向けたその時、急に後ろから抱きしめられドキッと身体が固まる。
「ごめん、忘れて。答えなんていらない」切なげなそうさんの声が背中を伝わって聞こえてくる。
忘れてというそうさんの言葉にホッとする私はやっぱりずるいと思う。