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ひまわりの花束
第23章 頑張ったごほうびなんて
「そうじゃなくて、シャワーも使ってないし」思いつく言葉を苦しまぎれにいうと

「わかった、じゃあ一緒にシャワー行こうか」どこか楽し気な返事をされ、困ってしまう。

「待って」そう言う私の言葉が全く聞こえないように私を抱き起しバスルームへ行こうとする。

「シャワーが良いんでしょ?」笑いながら私の顔を覗き込んでくる。

俯きながら「そうじゃないんです」

「素直になりなよ」

なかなか服を脱ごうとしない私のTシャツを引っ張り上げ、脱がそうとしてくる。

「ちーちゃん」ゾクリとするそうさんの声にもう何も言えなくなって、されるがまま服を脱がされる。

「こっちも脱がしてあげる」そう言って私の下着に手をかけて、するりと脱がされてしまった。

恥ずかしくて手で隠そうとすると

「先にどうぞ」そう言ってバスルームに押し込まれてしまう。

「はあ」大きなため息が出てしまった時、突然バスルームの扉が開いた。

「きゃっ」驚いて大きな声を上げてしまい振り向くとそこには服を脱いだそうさんが立っていた。

「何で・・・・」驚いて声が出ないでいると

「一緒に良いでしょ」となんのためらいもない様子でそうさんが答える。

「恥ずかしいです」

「今更」

「今更でもです」

「そう?」

「お願いです。バスルームの電気消してください」

「暗くなると良く見えなくなるけどなぁ。まあいいか」
そう言ってバスルームの電気を消してくれる。
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