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ひまわりの花束
第23章 頑張ったごほうびなんて
バスタオルで包まれ、バスルームから抱きかかえられながら出ると、そのままベットに連れていかれ寝かされた。

ようやく息の整い始めた私を見下ろし。

「ちーちゃんやらしい」そう言ってキスをしてくる。

激しいキスに整い始めた息が、再び荒くなる。

「ん、待って」

「何が?」

「今日はしたくないの」もっと気持ち良くなりたい思いがあるのに、こんな言葉が出てしまう。

「何が?っていうか、あんな姿見せらて、したくないってそれは無いでしょ」
薄っすらと笑いながらみおろされる。

「だって」急に自分のずるさが混みあげてくる。

「だって?」そう言ったそうさんが急に立ち上がり、部屋の明かりを落とした。
「だって、シャワー浴びたし、明るいからっていうの?」

「そうじゃなくて、そうじゃなくて・・・」
言葉に詰まる私の顔を覗き込むようにして

「ねぇ、まだ言ってるの?答えはいらないって言ったでしょ」
そう言うそうさんの声が険しくなるのが分かる。

「ごめんなさい。でも私ずるいですよ。今度は答えはいらないっていうそうさんの言葉に甘えていて。やっぱりそうさんの優しさに甘えているだけで、都合のいい事していて」

「だから、謝らないで!」更に声が険しくなる。

言葉につまり、涙が出てくる。


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