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ひまわりの花束
第24章 秋
金曜日休みを貰って、1日ゆっくり過ごすことにした。
沢山眠ったお陰で、熱も下がり喉の調子も良くなり、食事もとれるようになった。

朝9時頃、そうさんから体調を心配するメッセージが届いた。

熱が下がり、体調が良くなった事を伝える。
これでそうさんも安心してくれるだろう。看病に来てもらわなくても大丈夫と伝わったと思い、ベッドの中でごろごろしながらゆっくりと過ごした。

夕方再びそうさんからメッセージが届いた。
1日ゆっくり過ごして体調が更に良くなったことを伝えるたが、

「ちーちゃんの顔が見たい。仕事が終わったら行くね。また連絡するよ」と返事が返って来た。

もう、大丈夫なのに。そう思いながら時計を確認する。
いつも仕事が終わるのは6時ころだ。

まだ時間がある、夕ご飯何にしようかな。そんなことを考えながらごろごろしていると
電話が鳴る。
誰だろう?確認をするとそうさんだった。

「今から行くね。後10分位。大丈夫?」

「あ、はい。分かりました」

いつもならまだまだ残って仕事をしている時間だ。
きっと残業せずに会社を出てきたのだろう。

インターホンが鳴り、玄関のドアをあけると、

「ちーちゃんの顔が見たかったんだ。元気そうで良かったよ。はい、これお見舞い。ちーちゃんの好きそうなやつで、消化良さそうなのだよ」

そう言って紙袋を手渡してくれる。

小さめの箱と、スポーツ飲料が入っている。

「ご心配いただきましてありがとうございます。熱も下がり、喉の調子も良くなりました。
昨日は仕事中に送っていただきありがとうございました。仕事大丈夫でしたか?」


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