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ひまわりの花束
第28章 自分の気持ち
そうさんに進められて、ソファーに座ると

「はい、ちーちゃんのお水」とペットボトルを渡してくれる。

冷たい水が美味しい。
やっぱり飲み過ぎてしまったようだ。

そうさんもペットボトルを持って、横に座る。

「ちーちゃん飲みすぎたの?お風呂入れる?シャワーにする?」

「大丈夫ですよ。でもゆっくりお風呂に入りたい気分です」

「それなら良いけど」そう言ってそうさんは立ち上がりお風呂の準備を始める。

バスタオルを持ったそうさんが戻って来る。

「そろそろお湯が溜まった頃だけど、心配だから一緒に入ろう」

「え、1人で大丈夫ですって」

「良いから、俺が一緒に入りたいの」

最近は時々一緒にお風呂に入る事もあるけれど、どこか恥ずかしさは残っていて、
朝から緊張していたから一人でのんびりしたかったのに・・・そんな思いもあったけれど
そうさんに押し切られるようにバスルームに連れていかれてしまった。

「先に入っていてね。俺、コンビニで買ったもの冷蔵庫に入れてくるから」

そう言ってキッチンに行ってしまった。

はぁ。ため息が出てしまった。緊張するなぁ。

そう思いながら服を脱ぎ始める。

そうさんが来るまでに湯船に入ってしまおう。

急いで服を脱ぎ、バスルームに入ってが、「あ、電気」慌ててバスルームの電気を消し、
そうさんがまだ来ていない間に身体を洗い湯船につかる。

ぽちゃん。

蛇口から落ちる水の音が響く中、薄暗いバスルームはホッとする。

お湯の温かさも丁度よく、今日一日の緊張感が和らいでいく。バラの香りの入浴剤が更にリラックスさせてくれている。
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