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ひまわりの花束
第29章 大好きだから

カタンと小さな音がして、そうさんの気配を感じる。

「ちーちゃん何で中の電気消してるの?」扉の外からそうさんの声がする。

ちゃぽん。慌てて肩までお湯に浸かり、

「恥ずかしいので消したままにしておいてください」

「また?仕方ないなぁ」笑いが混じった返事が聞こえて来る。

扉の方を見るとそうさんが服を脱いでいるシルエットが浮かび上がっている。

「入るよ」そう声を掛けられて慌てて壁の方を向くとバスルームの扉が開いてそうさんが入って来る。

「そんなに隅っこで小さくなってなくても良いのに」そう言ってなんのためらいも無く身体を洗い始める。

シャワーの水音が止み、「俺も入って良い?」そう言いながらそうさんが私の横に入って来る。

ザーッとお湯が溢れてゆく。

「ちーちゃんもっとこっちにおいでよ」

そう言って私を抱きしめるように、そうさんの足の間に引き寄せる。

腕で抱き寄せられ、身体が密着する。そうさんの手が私のウエストに廻り、背中でそうさんを感じる。

後ろから私の肩に顎をのせて「はあ、気持ち良いい」と囁く。

耳にわずかに息がかかっただけなのにくすぐったくて、首を傾けてしまう。

何も言えずに黙っていると、そうさんの手が身体をなぞりながら上がって来る。

くすぐったいのと、胸をさわられそうなのとで、ドキドキしてしまう。


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