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ひまわりの花束
第5章 けんかなんてしてないよ

黙り込んだみきちゃんが、私の顔をじっと見ながら
「ねえ、この前明先輩が女の人といた話したよね」
「うん、会社の近くだから、同じ会社の人かもしれないよ」
「あのね、会社の人かもしれないけど・・・ただの会社の人と手つないで歩くの?
明先輩、手つないでニコニコして歩いてたんだよ」
みきちゃんの言葉に、息をのむ。
手をつないでニコニコして歩いてた・・・
そんな事ない、そんな事ないよ
胸がドキドキして、みきちゃんの言葉が頭の中でぐるぐるまわる。
どうして?どうしてなの?
震える手で、グラスを持ってカクテルを一口飲んで、気持ちを落ち着けようとするけれど、
震えもドキドキも収まらず、俯いてしまう。
どの位俯いていたのだろうか、みきちゃんの声が遠くから聞こえてくる気がして、ハッとして顔を上げる。
「ちーちゃん大丈夫?」みきちゃんが心配そうに、私の顔を覗き込んでいた。
「はぁ・・・」ため息しか出てこない。
「ねえ、この前明先輩が女の人といた話したよね」
「うん、会社の近くだから、同じ会社の人かもしれないよ」
「あのね、会社の人かもしれないけど・・・ただの会社の人と手つないで歩くの?
明先輩、手つないでニコニコして歩いてたんだよ」
みきちゃんの言葉に、息をのむ。
手をつないでニコニコして歩いてた・・・
そんな事ない、そんな事ないよ
胸がドキドキして、みきちゃんの言葉が頭の中でぐるぐるまわる。
どうして?どうしてなの?
震える手で、グラスを持ってカクテルを一口飲んで、気持ちを落ち着けようとするけれど、
震えもドキドキも収まらず、俯いてしまう。
どの位俯いていたのだろうか、みきちゃんの声が遠くから聞こえてくる気がして、ハッとして顔を上げる。
「ちーちゃん大丈夫?」みきちゃんが心配そうに、私の顔を覗き込んでいた。
「はぁ・・・」ため息しか出てこない。

