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ひまわりの花束
第12章 花火の夜
そうさんの後について花火が良く見える公園に行くことになった。

駅前の通りから公園まではずらっと夜店が並んでいて、人混みになっていてにぎやかだった。

「迷子にならないように」
そう言ってそうさんが手を出してきた。

えっ恥ずかしい。そう思ったとき、人混みに押されたそうさんと離れてしまう。

「ちーちゃん」
そうさんの声に慌てて手をつなぐ。

「ほら、これなら大丈夫」

手を繋いで引っ張られながら人混みの中を歩いて行く。

なんでこんなにドキドキするんだろう。
高校生の頃を思い出して顔が赤くなるのが、自分でも良く分かる。

何も言えなくなった私を連れてそうさんが屋台でたこ焼きとビールを買っている。
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