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特別棟の獣~After story𓂃𓈒𓏸︎︎︎︎ 🕊
第1章 嫁が可愛すぎる
次の日の朝、目が覚めて横を見ると、百合はまだ寝ていた。
昨日あれだけ無理をさせたからまだ起きそうにない。
可愛い寝顔を眺めながら昨日の結婚式の余韻に浸った。
大まかな流れや演出は2人で決めたけど、細かな部分は全部百合がプランナーの人と決めてくれた。
お皿のデザインや、テーブルクロスの柄、花の種類など、ここまで自分たちで決めなきゃいけないのかと思うほどだった。
百合は俺を仕事に見送ってから、家事をして式の準備を俺の知らないところで少しずつ進めていてくれていた。
ほんと、できた奥さんだよ。
俺も手伝うって言っても「吏生は仕事忙しいでしょ?」って言って一緒にプランナーのところに行った時にはもう殆ど準備が出来ていた。
頭が上がりません…
新築で建てた家だって、俺がある程度考えたけど、殆ど百合に却下され色々考え直した気がする。
結局、今の家には満足してるからいいんだけど…