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第1章 嫁が可愛すぎる

「ん……」

「百合、起きた？」


少しぼーっとしてる寝起きの顔ですら可愛い。


可愛すぎて…


朝から欲情してるなんて言ったら百合に怒られそう。


「何時…？」

「7時。昼までに出ればいいからまだ寝れるよ？それとも朝食頼む？」

「んー…、シャワー浴びたい」


ですよね。


昨日色々拭いたとは言え、ベタベタするよね。


「一緒に浴びる？」

「………」


百合からの視線で分かる。

これは駄目って言われてる。


「シャワー浴びるだけだって」

「じゃあ吏生が先でいいよ」


多分昨日抱き過ぎたせいで百合の身体が重いんだと思う。

あんまり機嫌がよろしくない…


「朝食頼んでおくから百合いっておいで」


百合の機嫌が良くなるならなんでもする。

まぁ、俺のせいだから当たり前なんだけどね。


着替えをもって脱衣所に消えていく百合を見て、俺はフロントに朝食を30分後に頼んだ。