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特別棟の獣~After story𓂃𓈒𓏸︎︎︎︎ 🕊
第5章 小さな命
「齋藤、今日はもう帰る」
「畏まりました。明日以降はいつも通りの業務になりますのでよろしくお願いします」
「最近お前も忙しかったからゆっくり休めよ」
齋藤は俺に頭を下げると、部屋から出ていった。
とりあえず今日はもう帰ろう。
平日の昼間から百合と一緒にいられるなんて久々だ。
何してるかな。
もう家事も終わってテレビでも見てるかな?
それとも本でも読んでるかな?
呑気なことを考えて車に乗り、帰路についた。