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貴方を諦めます
第2章 彼はたまに甘えてくる
夕方になってご飯を食べ終えると、涼ちゃんはソファでまた寛ぎ始めた。


「まだ帰らなくていいの?」

「泊まっていい?」

「いいけど…」


大概、私も甘いよね…


涼ちゃんと一緒にいたいから、何でも言うことを聞いてしまう。


大学で美紅に言ったら怒られそう…


あんたも他の女と一緒じゃんって。



「お風呂入る?着替え出しとくよ」

「うん、ありがと」


もう何回か泊まったことあるから涼ちゃん専用の着替えも置いてある。


夜は一緒に寝るだけでエッチはしない。


涼ちゃんに誘われたことはあるけど、やっぱり私もエッチだけはもうしないって決めてる。


もう絶対しない。


軽い女って思われるのも嫌だけど、他の女の人と同じになるのは嫌だ。


それに、そんな事しなくたって涼ちゃんと居れるだけで私は幸せだから。
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