この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
貴方を諦めます
第2章 彼はたまに甘えてくる
「もう作るの?」


アパートに着いて早速夕飯の準備だけしようとキッチンに向かうと、涼ちゃんが声をかけてきた。


「焼くだけにしとこうと思って」

「そっか」


まだ15時だし、焼くだけにしておけば後が楽になるし。


サラダとスープも作ってソファで寛いでる涼ちゃんの隣に座るとグイッと腰を引き寄せられ、身体が密着した。


「涼ちゃん…どうしたの?」

「香織といると落ち着く」



心臓が爆発しそう…

大学で講義中、隣にいるけど触れたりはしないし少し話す程度。


だっていつも講義が終われば涼ちゃんを狙う女の子たちが来るし、それを見たくない私は逃げるように教室を出るから…



「涼ちゃん…好き」


「俺も好きだよ」



涼ちゃんの首に腕を巻き付けて抱きつくと、涼ちゃんも抱き返してくれる。


嬉しいはずなのに、心は満たされない。


だってきっと他の女の子にもそう言ってるだろうし、こうやって抱き合ってると思うから。


こんなに近くにいるのにいつだって遠くに感じる…
/182ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ