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貴方を諦めます
第18章 彼女に漬け込みたい
シャワーを浴びて部屋に戻ると、香織はさっきより少し額に汗をかいていて苦しそうだった。
声をかけても反応がない。
ベッドの横にあるミニテーブルには水のペットボトル、薬、体温計がある。
体温計を手に取り、香織の脇に挟む。
それだけで結構身体が熱いのがわかる。
ピピピ、と電子音が鳴って体温計を抜くと、39.6℃と表示されていた。
高すぎる…
薬いつ飲んだんだろう…
「香織…、」
1回起こそうと思って頬に手を当てると、その手に擦り寄ってくる香織に息を飲んだ。
香織は自分から俺に触れようとしない。
もう学生だった頃の香織じゃない。
それでも、こうやって熱を出して魘されている時は無意識に擦り寄って甘えてくる。
それは学生の時から変わらない。
そんな香織が可愛くて、愛おしくて、薬を飲ませる為に起こそうと思ったけどやめてしまった。
声をかけても反応がない。
ベッドの横にあるミニテーブルには水のペットボトル、薬、体温計がある。
体温計を手に取り、香織の脇に挟む。
それだけで結構身体が熱いのがわかる。
ピピピ、と電子音が鳴って体温計を抜くと、39.6℃と表示されていた。
高すぎる…
薬いつ飲んだんだろう…
「香織…、」
1回起こそうと思って頬に手を当てると、その手に擦り寄ってくる香織に息を飲んだ。
香織は自分から俺に触れようとしない。
もう学生だった頃の香織じゃない。
それでも、こうやって熱を出して魘されている時は無意識に擦り寄って甘えてくる。
それは学生の時から変わらない。
そんな香織が可愛くて、愛おしくて、薬を飲ませる為に起こそうと思ったけどやめてしまった。