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貴方を諦めます
第18章 彼女に漬け込みたい
出来上がったのは、シンプルな卵粥。


不味かったらどうしようと思ったけど、一口食べて口元を緩めながら「美味しい」と言った香織を見て一気に緊張が解れた。


「ご馳走様、美味しかったよ」

「香織の好きなフルーツのゼリーもあるよ。食べる?」

「ほんと?後でおやつで食べようかな」


ニコニコしてる香織を見ながら使った鍋を洗っていると、食べ終えた食器を片付けようとするから、無理矢理ソファに座らせた。



「涼ちゃんそんな過保護だった?」

「香織だからだよ」

「じゃあ今日は甘えようかな」



いつでも甘えてほしいんだけどね。


こんな事ならいつでもするし、風邪引いてる時くらいしか役に立てないから…







涼 side END
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