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貴方を諦めます
第19章 動き出した心
熱も下がって、体調が良くなってから美紅と仕事終わりにご飯を食べに来た。
誘ったのは私。
「で?相談って何?」
そう、私の気持ちが訳分からなくなってきて美紅と話したかった。
「最近涼ちゃんがまた気になるの」
「あらあら、遂に気持ちがぶり返した?」
「これが好きなのか、居心地が良いだけなのかよく分からないんだよね…」
あの頃みたいに涼ちゃんが隣にいるだけでドキドキするって訳でもない。
でも、涼ちゃんと一緒にいると落ち着くし、安心する。
涼ちゃんの悲しそうな顔を見ると心が痛くなる。
この感情は一体何…?
「涼くん、変わったと思わない?香織に一途って感じじゃん。3年間も香織を探して、やっと会えて、気持ちをストレートにぶつけてきて。お似合いだと思うけどな〜」
「美紅がそんな事言うなんて思わなかった」
「大学の頃は女誑しの涼くんのこと大っ嫌いだったよ。でもあんな必死なところ見てたらアイツも変わったなぁと思って。これだけ愛されてたら幸せになれそうじゃん」
確かに涼ちゃんは変わった。
自分から感情を言葉にするようになったし、いつだって私の事を考えて行動してくれる。
こんなに良い人、なかなかいないと思う。
でも、時々疑ってしまう時がある。
本当に私でいいの?って。
なんの取り柄もない私のどこが好きなの?
誘ったのは私。
「で?相談って何?」
そう、私の気持ちが訳分からなくなってきて美紅と話したかった。
「最近涼ちゃんがまた気になるの」
「あらあら、遂に気持ちがぶり返した?」
「これが好きなのか、居心地が良いだけなのかよく分からないんだよね…」
あの頃みたいに涼ちゃんが隣にいるだけでドキドキするって訳でもない。
でも、涼ちゃんと一緒にいると落ち着くし、安心する。
涼ちゃんの悲しそうな顔を見ると心が痛くなる。
この感情は一体何…?
「涼くん、変わったと思わない?香織に一途って感じじゃん。3年間も香織を探して、やっと会えて、気持ちをストレートにぶつけてきて。お似合いだと思うけどな〜」
「美紅がそんな事言うなんて思わなかった」
「大学の頃は女誑しの涼くんのこと大っ嫌いだったよ。でもあんな必死なところ見てたらアイツも変わったなぁと思って。これだけ愛されてたら幸せになれそうじゃん」
確かに涼ちゃんは変わった。
自分から感情を言葉にするようになったし、いつだって私の事を考えて行動してくれる。
こんなに良い人、なかなかいないと思う。
でも、時々疑ってしまう時がある。
本当に私でいいの?って。
なんの取り柄もない私のどこが好きなの?