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貴方を諦めます
第19章 動き出した心
連れてこられたのは、付き合っていた時によく来ていたイタリアンのお店だった。
さり気なく「香織ここの店好きだったもんな」と話しかけてくれるから心が締め付けられるように痛い。
「香織、緊張してる?」
「緊張って言うか…変な感じ…」
「そうだよな、元カレと昼飯なんて普通しないもんな」
「そうなの?私、彼氏できたの正樹が初めてだからよく分からないかも」
「は?マジ?」
元カレとご飯なんて行かないのか…
「でも香織…、処女じゃなかったよな…?」
正樹がビックリするのも分かる。
だって付き合ってもいないのに、涼ちゃんと身体を重ねたことはあるから。
ここのお店が全席個室でよかった……
こんな話になるとは思わなかったし。
そう言えば、正樹と過去の恋愛の話なんてしたこと無かったかも。
「香織は好きな奴いんの?」
「うーん…、今よく分からないの」
でも、涼ちゃんと向き合いたいとは思ってる。
さり気なく「香織ここの店好きだったもんな」と話しかけてくれるから心が締め付けられるように痛い。
「香織、緊張してる?」
「緊張って言うか…変な感じ…」
「そうだよな、元カレと昼飯なんて普通しないもんな」
「そうなの?私、彼氏できたの正樹が初めてだからよく分からないかも」
「は?マジ?」
元カレとご飯なんて行かないのか…
「でも香織…、処女じゃなかったよな…?」
正樹がビックリするのも分かる。
だって付き合ってもいないのに、涼ちゃんと身体を重ねたことはあるから。
ここのお店が全席個室でよかった……
こんな話になるとは思わなかったし。
そう言えば、正樹と過去の恋愛の話なんてしたこと無かったかも。
「香織は好きな奴いんの?」
「うーん…、今よく分からないの」
でも、涼ちゃんと向き合いたいとは思ってる。