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貴方を諦めます
第4章 彼は優しい
「あっつ、熱測った?」

「朝測った時は38.3℃だったけど…」


涼ちゃんは冷えピタを取り出して「前髪上げて」と言うとおでこに貼ってくれた。


「ご飯食べれる?薬飲まないといけないから」

「いいよっ…、あとは自分でやるから涼ちゃんは帰って」



就活が始まる大事な時期に涼ちゃんに風邪をうつしてしまったら申し訳ないよ……


「ゼリーなら食べれる?香織、これ好きでしょ?」


私の話、聞いてる…?


「涼ちゃん…、もういいから帰って…」


「………やだ」


「うつしたら大変だから…」


「そしたら香織が看病してね」


「え…?」



ポカンとしていると、涼ちゃんは慣れた手つきでゼリーの蓋を開けて私に渡してきた。


きっと涼ちゃんの事だから深い意味は無いんだろうけど、返される言葉に心臓がドクンと反応する。
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