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貴方を諦めます
第1章 彼は女誑し

美紅は呆れたように私を見ながら、
「香織にはもっといい人がいると思うけど」
と言ってくる。
「美紅…、どうしたら涼ちゃんを忘れられる?」
「喋らない、会わない、視界に入れない!」
「…………無理」
「でもさ、あと半年もすればうちらも就活始まるし、内定貰えれば大学に来る必要なくなるじゃない?単位は充分に取れてるし!」
そっか…
会わなくなれば必然的に忘れられるかな…?
「あ、私次の講義受けるんだった!じゃあまたね」
食べ終わった食器を片付けに行く美紅を横目にスマホを取りだした。
私はもう今日は受ける講義はないし、帰ろうかな…
バイトも無いし、久しぶりに早めに帰って料理でもしよう。
なんかモヤモヤする時は好きな事をするとスッキリする。
美紅はたまに食べに来て「美味しい!嫁に来て!」なんて言ってくれるから作りがいがある。
この先、彼氏ができて、私の作ったご飯を美味しいって言ってくれる未来は来るのかな…
「香織にはもっといい人がいると思うけど」
と言ってくる。
「美紅…、どうしたら涼ちゃんを忘れられる?」
「喋らない、会わない、視界に入れない!」
「…………無理」
「でもさ、あと半年もすればうちらも就活始まるし、内定貰えれば大学に来る必要なくなるじゃない?単位は充分に取れてるし!」
そっか…
会わなくなれば必然的に忘れられるかな…?
「あ、私次の講義受けるんだった!じゃあまたね」
食べ終わった食器を片付けに行く美紅を横目にスマホを取りだした。
私はもう今日は受ける講義はないし、帰ろうかな…
バイトも無いし、久しぶりに早めに帰って料理でもしよう。
なんかモヤモヤする時は好きな事をするとスッキリする。
美紅はたまに食べに来て「美味しい!嫁に来て!」なんて言ってくれるから作りがいがある。
この先、彼氏ができて、私の作ったご飯を美味しいって言ってくれる未来は来るのかな…

