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貴方を諦めます
第10章 3年後
次の日の夕方。



「香織じゃ〜ん!会いたかったぁ~、ずっと帰ってきてなかったんでしょ?」


「そうなの、私も会えて嬉しい!」



新しくできたという居酒屋にくると、もう殆どの人が集まっていたみたい。


定期的にみんなは飲み会をして集まっているみたい。



「日比谷はやっぱ美人だよなぁ~」


「やめてよ、そんなことないから」


「彼氏いるって聞いてるけどどーなの、その辺」



私を茶化してくるのはムードメーカーだった森くん。


「最近別れちゃったんだよね」


「マジ!?じゃあ俺どう!?」


「いや…」


「ちょっと!香織が森なんか眼中にあるわけないでしょ!退きな!」



美紅〜!


タイミング良過ぎ!


「はぁ?高橋はあっちの席行ってろよ!俺は日比谷と話がしたいんだっつーの!」


「嫌われてしまえ」


美紅は相変わらず毒舌だなぁ…。


タイミングよく来てくれたかと思えば、美紅もまたムードメーカー的な存在だから他のところに行っちゃう。
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