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貴方を諦めます
第12章 3年ぶりの彼女
「帰る前に少しでいいから会えない?」
『いいけど…』
「じゃあ駅まで行くから、時間分かったらLINEして?」
『うん、分かった。じゃあまたね』
良かった……
香織に会える。
嫌って言われなかった。
明日まで俺も仕事は休みだし、何時でも大丈夫。
ねぇ、香織……
今度こそ俺が香織の側にいるから…
もう迷わないから……
あの日からずっと
香織の事を考えない日なんて無かったんだよ?
だから香織も俺の側にいてよ──…
涼 side END