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密会
第11章 🌹March🌹(終章)-2
拘束具を取り外す音が聞こえた。手首と足首の圧迫が消えたが、まだ締め付けられているような感覚が残る。続いて、バイブとローターも取り除かれた。
「あぁ゛!ンッ!!」
彼女の両乳首は赤くぷっくりしており、クリトリスは肥大化して見えた。ようやく外してもらえたと言うのに彼女の秘部は物欲しそうにヒクついた。
最後はシルクの黒いアイマスクも外される。四肢の自由と視界を無事取り戻せたわけだが、今の美月の身体は更なる快感を求めていた。
「四つ這いだ、美月。早く。」
彼は音もなくベッドから降り立ち、コップに注いだ酒を持って再び戻ってきた。
体液でベトベトになった身体は、肌とシーツの僅かな摩擦にすら興奮するらしい。
「アッ、アッ」と艶かしい声を上げながら、彼女は大きな尻を向けた。
「あ゛!あ゛!ああああああああああああ!」
コップに並々注がれた赤ワインを彼は器用に傾けると、美月のアナルへと流し込んだ。
もう出ないだろうと思われていた絶叫が彼女の枯れた喉奥から飛び出る。
その横で日比谷教頭は片膝を立てながら座ると、視線は彼女から離さずに残りのワインをコップへと継ぎ足して一気に飲み干す。
用済みになったプラスチック製のコップは彼の手によって握り潰され、そのまま屑籠へと捨てられた。
「あ゛!アッ!ん!!ッアッ、アァ!あぁああ!」
直腸に染み込んでいったアルコールによって、何の躊躇もなく羞恥心を捨てた美月は、日比谷教頭に背を向けると、自らのヴァギナに指を突っ込んで、掻き回す。
身体中暴れまくっている欲望を発散する為だ。自分の感じる部分を指で突くが、どうも長さが足りない。
一瞬黎一さんの名前を呼ぼうとしたが、何が彼の不興を買うか美月には検討もつかなかった為、すぐさま口を閉じる。
早く狂ってしまいたい、その一心で美月は湿ったシーツの上に転がったバイブを手に取る。