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私のお部屋
第10章 運命の出逢い
「だって…圭一さんは疲れてるし
早くお風呂を済ませて寝たいでしょ?
と言って、私も冷えきっているから
お風呂に入りたいしさぁ…
あ、私は男性のヌードは見飽きているから
別に何でもないんだけど、
圭一さんさえ良ければ一緒に…」
男性のヌードは見飽きているだって?
この子、どんな生活してるんだよ
いかん、いかん。
いやらしく考えちゃいけない
もしかしたら男兄弟ばかりの大家族かもしれないし
いろんな事を想像してしまうが
どうにもこうにも寝不足なので
思考がバラバラになってしまう。
「ね、一緒に入っちゃいましょうよ」
ほらほら、早くぅ~
由香は圭一のズボンに手をかけて
ベルトを外しにくる。
「いや、いいから
自分の服ぐらい自分で脱ぐから」
こうやって押し問答してるばかりでは埒が明かない
どんどんと眠気が襲いかかってきて
もうどうでもいいやと思えてきた。
由香に背を向けて脱衣を始めると
背後の気配で
由香も脱衣を始めてるのがわかった。
『無邪気というか、屈託のない子なんだな…』
地方の温泉地などでは混浴施設があるという。
『もしかしたら、そんな環境で育ったのかもな…』
そう考えると男のヌードは見飽きているという
由香の言葉にも納得がいった。