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私のお部屋
第12章 淫乱娘

翌朝、窓から射し込む陽光で
先に由香が目覚めた。
圭一はすっかり体力を消耗して
大きなイビキをかきながら爆睡している。
『トイレ…したくなっちゃった…』
不意に襲ってきた尿意に我慢できず
圭一を起こさないように
ゆっくりとベッドから降りた。
立ち上がると腰に気怠い痛みを覚えた。
『こんなにも気持ちのいいセックスは初めてだわ』
一歩足を踏み出すと
トロトロっと圭一と愛し合った名残りが
太ももに流れ落ちてきた。
セックスをして
初めて男の子供を宿したいと思った。
『お願い…もう少し私の膣(なか)に留まっていて』
由香は流れ落ちる精液を指で掬うと
女性自身に擦り付けた。
『私がパパ活をしていることを知ったら
きっと軽蔑されるわね…』
バレた時が捨てられる時だと覚悟を決めた。
捨てられても彼の子供を宿していれば
彼との素敵な一夜を思い出に
彼との間に出来た子供と
頑張って生きていける気がした。
ベッドの脇でゴソゴソしていたものだから
その物音で圭一が目を覚ました。
「良かった…君がいてくれて…
夕べの事は全て夢で、
目覚めたら一人ぼっちになっているんじゃないかと不安だったんだ」
こっちにおいで…
圭一は由香を抱きしめようとした。
その途端、ブルっと震えがきた。
忘れかけていた尿意が
早くトイレに行けと警告していた。

