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私のお部屋
第12章 淫乱娘
「少しだけ話せるかな?」
柔和な表情から真顔になって
圭一は意を決したような言葉で話し始めた。
「えっと…その前にシャワーしてもいい?」
何の話しかわからないけれど
人間、真顔で話す時って
大概はいい話じゃないのよねえ…
悪い話なら
なるべく後の方がいいと
由香は慌てて浴室に逃げ込んだ。
「くそっ!せっかく勇気を振り絞って
今後の事を話そうと思ったのにぃ…」
なんだか上手くはぐらかされたようで
告白の勇気とチャンスを奪われ
どんどんとタイミングが悪くなる気がした。
シャワーのバルブを最大に開いて
由香はおもいっきりシャワーを浴びた。
出来ることなら股間を洗わずに
圭一のザーメンをいつまでも留めておきたかったが
薄い陰毛もザーメンを浴びて
カピカピになっていたので
残念だけれど洗い流すことにした。、
それにしても話って何かしら…
彼が何かを話す前に
自分もパパ活の事を告白しないとなあと
心がどんよりしてきた。
シャワーを終えて部屋に戻ると
圭一が意を決したように由香に近づいてくる。
『やめて…もう少し甘いムードでいさせて…』
由香はバスタオルで体を拭きながら
「圭一さんもシャワーを浴びていらっしゃいな
セックスしたままだから、おちんちんが臭くなっちゃうよ」と
近づく圭一から逃げるようにして
そのように言った。
「…じゃあ…シャワーしてくるよ」
浴室に向かう圭一の後ろ姿は
なぜだかガックリとしていた。