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私のお部屋
第12章 淫乱娘
圭一がシャワーを浴びて
浴室から出てゆくと
由香は再びベッドに潜り込んで
シーツで体を隠していた。
「圭一さん、今日もお仕事はお休みなんでしょ?
ね、もう少し休まない?」
由香は圭一をベッドで一緒に寝ましょうと
手招きした。
圭一はベッドに近づいたが
潜り込まずに空いているスペースに腰を下ろした。
「僕は長距離明けでお休みだけど
由香ちゃんは?
まだ高校生でしょ?学校に行かなくてもいいの?」
「う~ん…今は行きたくない気分かなあ…」
それよりも圭一さんと一日中ベッドの中でイチャイチャしたいの
そう言って由香はベッドに腰掛ける圭一の
腰に腕を回して抱きついてきた。
「その事なんだけど…」
圭一はさりげなく由香の腕を解いて
ベッド脇にしゃがみこんだ。
こうすることで由香と目線が同じになり
ちゃんと話せそうな気がした。
「君さえ良ければ
ずっとこの部屋に居てもいいんだよ
ただし…学校だけはちゃんと行って欲しいかな…」
「なによ!
誰も彼も学校へ行けの一点張りなんだから!」
学校の勉強って社会人になってから役に立つの?
私、学校では教えてくれないことを
いっぱい学んできたわ!
由香は早口で学校には行かないと
捲し立てた。
「それなら…」
僕と結婚して奥さんになってくれ!
そう言いたいのに
上手く言葉が出てこない。
圭一は落ち着けと自分自身を励まして
何度も深呼吸を繰り返した。