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私のお部屋
第13章 和解
「ええっ!!
奥さん!いつの間に
こんな若い男を捕まえたんだい?」
こりゃあ、大変だと
隣のオヤジは血相を変えて飛び出して行った。
「きっと隣近所に言いふらすつもりだわ」
またご近所さんから好奇の目で見られるのねと
桃子はため息をついた。
「かまわないじゃないか
人の噂も49日っていうから
そのうち平穏な日々がやってくるよ」
噂の元凶を作った豆田先生が桃子の尻を
そっと撫でた。
「ね、あなた本当に私でいいわけ?
私、あなたよりも一回りも年上のバツイチよ」
「そんなの関係ないさ
うちの両親もぜひ一度お会いしたいと
待ち望んでいるよ」
嬉しそうに語る豆田先生を見て
これでいいのかしらと
桃子は不安になった。
確かに彼とは体の相性はバッチリだけれど
自分だけ幸せになっていいのだろうか…
桃子の心の中は
由香の事だけが気がかりだった。
「ねえ豆田先生…
由香の動画の事だけど…」
「母親として心配なのは当然だと思います
大きなサイトの分は削除に応じて貰えましたよ
なんてたって彼女は未成年ですから
ロリータポルノになってしまうので
どのサイトも前向きに対応してくれましたよ」
ただ、闇サイトでは残るだろうけど
不安にさせてはいけないので
その事には触れないでおいた。
まあ、そういうのは有料サイトなので
よほどの好き者でない限り
由香の性行為が目に留まることはないだろう。