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私のお部屋
第3章 パパ活
股間を写メさせてあげた効果か
豆田はママを説得してくれたみたいだわ。
LINEに『由香がちゃんとしたところで暮らすのならそれでいいけど、落ち着いたら連絡を頂戴ね』と
どうぞ勝手にやりたい放題しなさいなと
半ば保護者としての責任を放棄するかのような
そんな通知が来た。
ふん!
ママなんかいなくても
ちゃんと生活できることを証明してやるわ!
すっきりしたところで
由香は部活もやめることにした。
だって、早く帰って
パパ活しなきゃいけないんだもん。
顧問に退部届けを提出して
下校しようとすると
部活仲間の江梨子が由香を見つけて駆け寄ってきた。
「由香!なんで部活をやめちゃうわけ?」
「一身上の都合ってやつよ」
じゃあ、そういうことで…
由香は江梨子に背を向けて立ち去ろうとした。
「ねえ、考え直してよ」
水泳部の江梨子は水着姿のままで
プールを飛び出してきていたので
男子生徒達は食い入るように
江梨子の体を見つめた。
「江梨子、あんたさあ、
プールに戻った方がいいよ
男の子たちにオナペットにされちゃうわよ」
江梨子はハッとなった。
周りの男子生徒がカシャカシャと
江梨子の水着姿を盗撮していたからだ。
「まあ、落ち着いたら部活に戻るかもしんないし」
そう言ってあげると「絶対だからね!」と
江梨子は周りの男子を睨みながら
プールの方へ走っていった。