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私のお部屋
第5章 キモオタオヤジとデート

「やあ!君が良美ちゃんだね?」

「そうですけど…」

いけない…笑顔で対応しなきゃいけないのに
嫌いなタイプなのでどうしても声が暗くなる。

「へえ~、もっと活発な子かと思っていたよ」

そうよね…プロフィール画像の私は
飛びっきりの笑顔ですもんね…

「あ、じゃあ、これ約束のお給金」

男は財布から千円札を三枚抜き取ると
そのま良美に握らせてきた。

『無粋だわ…』

せめて前もって用意しておいて
封筒で渡してくれないかしら
いくら夕闇迫る公園といったって
それなりに人の往来があるっていうのに…

少し歩くと
男は額に汗をうかべてフーフー言い出した。

「す、少しベンチに座って話をしましょうか?」

はいはい、お話ね…
いいわよ、でも少し離れて座ってね

男は「喉、渇きません?そこの売店でコーヒーでも買ってきますね」と言って
良美の返事も待たずに
とっとと買いに行っちゃった。

男は缶コーヒーではなく
紙コップのコーヒーを買ってきた。

「熱いので気を付けてね」

まあ、飲んでいるうちは会話しなくて済むし
こちらとしては好都合だった。

男は産婦人科医だと
聞いてもいないのに教えてくれた。

「だから、女性のアソコは見慣れているんで
僕としては、こうして散歩デートしてもらえるのが
嬉しいんですよ」

はあ…そうなんですね…

おかしい…
なぜか頭がボーッとしてきた。
あら、視界がぐるぐる回りだしたわ…
私、どうしちゃったんだろ…

具合が悪そうですね
タクシーでお送りしますよ

そう言われて
良美は半ば担がれるようにして
大通りまで連れていかれた。


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