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私のお部屋
第6章 危ない男
やがて良美先輩はスースーと寝息をたてはじめた。
『今日のアナルセックスデートで疲れたのね』
由香は先輩を起こさないように
静かにベッドから抜け出すと、
スマホを手にしてデートクラブのサイトを開いた。
現在交渉中の男からメールが来ていた。
- こんにちは。
あなたとデートしてもいいですか?
依頼内容は…一緒に温泉に行ってほしいんです
もちろん旅費も宿泊費も出します。
どうですか? -
どうしようか迷っていた。
一泊デートなんて初めてだし
少し怖い気もするけれど
良美先輩との生活を楽にしてあげたいから
気持ちはちょっとずつ
デートの誘いを受けようかと思い始めていた。
『一泊二日なら
10万円になりますけどいいですか?』
たしか先輩に教えてもらったレートって
宿泊なら10万円ぐらいって言ってたわよね
この金額が高いと思うのなら
相手から断ってくるだろうし
もしオッケーと言うのなら
タダで旅行ができて
そのうえでデート代もいただけるのなら
一石二鳥かしらと、
思いきって誘いに乗ることにした。
ほどなくして相手の男から返信が来た。
- 10万円ですね?
いいですよ、それで手を打ちましょう
早速ですが明日にでもデートしてください -
まあ!せっかちな男ね
でもこういう交渉ってさっさと決めないと
他の子に乗り換えられたら終わりよね
由香は了解しましたと返信した。