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私のお部屋
第2章 家出

「何を話し込んでいるのかしら?」

一応、来客には違いないんだし
お茶ぐらい出した方がいいのかしら?

由香は、そう思って
寝室のドアから離れて
一階のキッチンへと向かった。



「なんだ、奥さん、
体が冷えきっているじゃねえか」

布団に潜り込んでいるのだから
体は冷えてなんかいない。
なのにオヤジは桃子の体を抱きしめてきた。

太っちょのオヤジで桃子のタイプではないけれど
やはり人肌が恋しくて
桃子はオヤジに身を任せた。

「唇もカサカサじゃないのかい?
潤いが必要だよな」

オヤジはここぞとばかりに
桃子にキスをした。

うぐっ…チュバチュバ…
チュッ、チュッ…

「ああん、もっと慰めてぇ…」


「こんな俺で良かったら
いつでも呼び出しておくれよな」

ほら、奥さん、もっと暖めてやるよ


オヤジの手が桃子の尻を撫でた。

暖めてやると言いながら
桃子のヒップよりもオヤジの手の方が冷たい。


「私の方が
暖めてやらなきゃいけないんじゃないかしら?」

「そうかもな…
ほら、こっちの手も冷たいんだよ」

オヤジの、もう片方の手が桃子のおっぱいに重なる


「ああ…ほんとね…冷たい手だわ…
ほら見て…
冷たい手だから乳首が勃ってきちゃったわ」

「そりゃいけないねえ、
もっと二人で温もる事をしようかね」

そう言ってオヤジは桃子に体を重ねてきた。


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