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私のお部屋
第6章 危ない男

唐突に便意に襲われた。

お腹がギュルギュルと中で
運動会でもしているのかと思うほど
腸の運動が活発になって
今すぐにでもトイレの個室に駆け込みたくなった。

「すいません、おトイレに行かせてください」

「ああいいですよ、どうぞ行きなさい」

行きなさいと言われても
足を拘束されているのだから
歩くことはもちろん
立つことさえもままならない状態だった。

「歩けないんです
お願いだから足だけでも拘束を解いてください」

「ああそうだね
では、足だけでもほどいてあげようね」

かなり固く結んでいたのか
紐をほどくのに時間がかかる。

その間も由香の下腹部はギュルギュルと音を立てた


「ほら、ほどいてやったぞ
便所に行くのならさっさと行きなさい」

立とうと足に力をいれることができなかった。
少しでも動くと肛門が爆発しそうなほどに
切羽詰まっていたのだ。

「ほら、早く立って行けよ!」

男は上半身を拘束している紐に手をかけて
無理やり由香を立たせた。

肛門に「ビチッ」と音がして漏れそうだ。

「ダメダメぇ!!出ちゃうぅぅう!!」

男はフッと吹き出して
さも当然のように露天風呂の手桶を
由香の足元に置いた。


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